2025年06月09日
ギックリ腰その後
火曜日の午後エンジン分解作業中
何かを持ち上げたとかでは無く、シリンダーヘッドを
取り外そうとした時やって仕舞ったギックリ腰…
何とかシリンダーまで取り外しましたが
仕事が終わった瞬間から、更に激痛となり歩けなくなり
事務所に戻って椅子に座って、嫁が買い物から帰って来たので
湿布を貼って貰い、昨日のツーリングは中止しゆっくり養生…
まだ痛みと右足に多少の違和感があるのですが
何とか仕事は出来そうなので、本日も通常営業です。
多分歩みは遅いと思いますが、暫くはゆっくりと作業を進めます…。
CPレーサー5号機用部品入荷
先日入荷して来たのはRK製レース用ドライブチェーンなどが入荷。
ドライブチェーンの色がゴールドなのは
ちょっと気に入りませんが、ミドルクラス用で
レース用ですが、公道も使用出来るマルチな
ドライブチェーンを今回チョイスしてみました。
520にコンバートするので、チェーンも520です。
17インチ化するので、特注スイングアームとの
組み合わせからドリブンスプロケットは36T
なので長さは96Lで良かった筈…だったと記憶…。
ドライブスプロケット側に取り付ける純正の
フィキシングプレートに、通常は取り付けない
純正の緩み止めプレートも取り付けます。
この辺は特にレギュレーションには関係無く
レーサーっぽく部品でカスタムするだけですけどねｗ
ドライブチェーンに関しては通常使う物と比べると
耐久性は若干低いのですが、フリクションロスが軽減されます。
京都I様CB400F腰上O/H掃除
先日は中途半端にシリンダーまで取り外しただけで終了となり
本日はその続きから作業を再開、まずは
ピストンをコンロッドから取り外します。
サークリップを落とさずに取り外す事が出来る
ホンダ純正SST、サークリップインストーラー！
勿論サークリップをセットする際にも
使う工具ですが、逆の使い方をすれば
サークリップを落としたり、飛ばす事無く
取り外しにも使える優れものになります。
ピストンピンにSSTを差し込み、サークリップを
掴んだら、そのまま引っ張るだけなので
クランクケースに落としたり、よくある何処かに
ピーン…と飛ばす事も無く安全に取り外せます。
これでピストンピンをコンロッドから抜けば
ピストンの取り外しは滅茶苦茶簡単に取り外せる。
408クランクに398cc専用ピストンを使い圧縮が
上がっているせいなのか？セカンドリング上まで
圧縮漏れがあるのと、空燃比が悪いのか？
カーボンが溜まって、上側に縦傷もあります。
これでピストンの取り外しが終わったので
コッテリと塗られた液ガスを泣きながら
剥がす作業に取り掛かるので、その準備。
オイルラインとクランクケースに詰め物をして
ゴミや部品の落下を防止してから全12本の
スタッドボルトの緩みチェック！
その結果は…12本中完全に緩んでいたのは1本。
トルクが抜けていたのは8本、錆びて硬かった
と言うだけの物が3本で、結局全部簡単に抜けた…
まぁケースの掃除をするには楽だけどねぇ…
アルミベースパッキンなら液ガスを使う事も
理解出来るけど、幾ら社外品のベースパッキンでも
紙ベースのガスケットに液ガスを塗る事なんて
まずアリエナイ事なので、色々と心配になる…。
この悪意じみたスタッドボルトに塗られた
液ガスの量…短いボルトなんて、そもそも
外に露出しているボルトなので、オイル漏れとは
全くの無関係になるボルトなのに、コッテリと…。
本来シリンダー交換作業なんてこんな感じで
掃除してピストン組んで、シリンダーを入れて
ヘッドに問題が無ければ、カーボンを落とせば
今日中に組み上がる程度の作業予定だったのに…
スタッドボルトのねじ山をリタップ掃除しながら
思ったのが、このグレーの液ガスの色からすると
オーナーから聞いていたお店の仕事じゃない気が…
もう一度詳しい経緯をオーナーに聞いてみます…。
リタップ掃除をしながら目に付いた違和感…
コンロッドの小端部の摩耗具合が普段とは違い
色が白くなっている…これはちょっとマズいか？
念の為小端部を測定して確認をする事に。
その前にピストンピンを入れてガタ付きを…
むー…#2はちょっと微妙だなぁ…と思い#3に
ピストンピンを入れてみたら…やっぱり測定だな。
#2.3だけでも取り合えず測定すれば安心だろうと
小端部内径をマイクロメーターで測定してみます。
一応許容値は13.012〜13.033で使用限界は13.10Φ
で、その測定結果は…#2の小端内径が13.035Φ…
許容値は越えている物の、使用限界ではない…
が！、でも！…って言う感じの測定結果でした…。
これどうしようか…でも#2よりも#3の方が
ピストンピンのガタ付きが大きかったので
#3を測定してから、もう一度悩む事にしようと
思いながら測定してみると…まぁ結果的には
測定するまでも無く#3の方が小端内径が大きく
13.055Φと言う測定結果だったので、もう#1.4は
測定しなくても結果はよく似た物だろうし…
この先はオーナーと相談をしますが…
現状では既に許容値を超えているので
この先は加速的に使用限界まで達すると思います。
何かねぇ…いつもの癖で見ちゃうんだよねぇ…
健常な状態の物を知って居るので、パッと見て
直ぐに違和感を感じ取っちゃうと言う事は
何かが何時もと違う事になっているから
感じる事で、これがその経験値であったり
それだけの数を触っているからこそ得られる物だと思います。
取り合えず今日は、腰も限界に近づいて来たので
スタッドボルトのガスケットを剥がして終了とします…。
何かを持ち上げたとかでは無く、シリンダーヘッドを
取り外そうとした時やって仕舞ったギックリ腰…
何とかシリンダーまで取り外しましたが
仕事が終わった瞬間から、更に激痛となり歩けなくなり
事務所に戻って椅子に座って、嫁が買い物から帰って来たので
湿布を貼って貰い、昨日のツーリングは中止しゆっくり養生…
まだ痛みと右足に多少の違和感があるのですが
何とか仕事は出来そうなので、本日も通常営業です。
多分歩みは遅いと思いますが、暫くはゆっくりと作業を進めます…。
CPレーサー5号機用部品入荷
先日入荷して来たのはRK製レース用ドライブチェーンなどが入荷。
ドライブチェーンの色がゴールドなのはちょっと気に入りませんが、ミドルクラス用で
レース用ですが、公道も使用出来るマルチな
ドライブチェーンを今回チョイスしてみました。
520にコンバートするので、チェーンも520です。17インチ化するので、特注スイングアームとの
組み合わせからドリブンスプロケットは36T
なので長さは96Lで良かった筈…だったと記憶…。
ドライブスプロケット側に取り付ける純正のフィキシングプレートに、通常は取り付けない
純正の緩み止めプレートも取り付けます。
この辺は特にレギュレーションには関係無く
レーサーっぽく部品でカスタムするだけですけどねｗ
ドライブチェーンに関しては通常使う物と比べると
耐久性は若干低いのですが、フリクションロスが軽減されます。
京都I様CB400F腰上O/H掃除
先日は中途半端にシリンダーまで取り外しただけで終了となり
本日はその続きから作業を再開、まずはピストンをコンロッドから取り外します。
サークリップを落とさずに取り外す事が出来る
ホンダ純正SST、サークリップインストーラー！
勿論サークリップをセットする際にも使う工具ですが、逆の使い方をすれば
サークリップを落としたり、飛ばす事無く
取り外しにも使える優れものになります。
ピストンピンにSSTを差し込み、サークリップを掴んだら、そのまま引っ張るだけなので
クランクケースに落としたり、よくある何処かに
ピーン…と飛ばす事も無く安全に取り外せます。
これでピストンピンをコンロッドから抜けばピストンの取り外しは滅茶苦茶簡単に取り外せる。
408クランクに398cc専用ピストンを使い圧縮が
上がっているせいなのか？セカンドリング上まで
圧縮漏れがあるのと、空燃比が悪いのか？カーボンが溜まって、上側に縦傷もあります。
これでピストンの取り外しが終わったので
コッテリと塗られた液ガスを泣きながら
剥がす作業に取り掛かるので、その準備。オイルラインとクランクケースに詰め物をして
ゴミや部品の落下を防止してから全12本の
スタッドボルトの緩みチェック！
その結果は…12本中完全に緩んでいたのは1本。トルクが抜けていたのは8本、錆びて硬かった
と言うだけの物が3本で、結局全部簡単に抜けた…
まぁケースの掃除をするには楽だけどねぇ…
アルミベースパッキンなら液ガスを使う事も理解出来るけど、幾ら社外品のベースパッキンでも
紙ベースのガスケットに液ガスを塗る事なんて
まずアリエナイ事なので、色々と心配になる…。
この悪意じみたスタッドボルトに塗られた液ガスの量…短いボルトなんて、そもそも
外に露出しているボルトなので、オイル漏れとは
全くの無関係になるボルトなのに、コッテリと…。
本来シリンダー交換作業なんてこんな感じで掃除してピストン組んで、シリンダーを入れて
ヘッドに問題が無ければ、カーボンを落とせば
今日中に組み上がる程度の作業予定だったのに…
スタッドボルトのねじ山をリタップ掃除しながら思ったのが、このグレーの液ガスの色からすると
オーナーから聞いていたお店の仕事じゃない気が…
もう一度詳しい経緯をオーナーに聞いてみます…。
リタップ掃除をしながら目に付いた違和感…コンロッドの小端部の摩耗具合が普段とは違い
色が白くなっている…これはちょっとマズいか？
念の為小端部を測定して確認をする事に。
その前にピストンピンを入れてガタ付きを…むー…#2はちょっと微妙だなぁ…と思い#3に
ピストンピンを入れてみたら…やっぱり測定だな。
#2.3だけでも取り合えず測定すれば安心だろうと
小端部内径をマイクロメーターで測定してみます。一応許容値は13.012〜13.033で使用限界は13.10Φ
で、その測定結果は…#2の小端内径が13.035Φ…
許容値は越えている物の、使用限界ではない…
が！、でも！…って言う感じの測定結果でした…。これどうしようか…でも#2よりも#3の方が
ピストンピンのガタ付きが大きかったので
#3を測定してから、もう一度悩む事にしようと
思いながら測定してみると…まぁ結果的には測定するまでも無く#3の方が小端内径が大きく
13.055Φと言う測定結果だったので、もう#1.4は
測定しなくても結果はよく似た物だろうし…
この先はオーナーと相談をしますが…現状では既に許容値を超えているので
この先は加速的に使用限界まで達すると思います。
何かねぇ…いつもの癖で見ちゃうんだよねぇ…
健常な状態の物を知って居るので、パッと見て直ぐに違和感を感じ取っちゃうと言う事は
何かが何時もと違う事になっているから
感じる事で、これがその経験値であったり
それだけの数を触っているからこそ得られる物だと思います。
取り合えず今日は、腰も限界に近づいて来たので
スタッドボルトのガスケットを剥がして終了とします…。
