2020年04月27日
G(我慢)W(週間)期間中
連日コロナ、コロナともう飽き飽きしますが
それでもこのコロナが収束してくれないと
孫とも会う事が出来ないのが、とても残念で仕方がない。
今は息子がラインで送ってくる写真や動画を見ながら
日々成長する孫の姿を見れるだけでも
幸せなのかも知れませんねぇ…。
京都GTH号エンジン分解
エンジン復旧に関して、オーナーと打合せを済ませたので
今日から分解作業を開始します。
まずはエンジンオイルを抜いてから
エンジンを分解して行く準備をします。
オイルの中にどれだけの物が出るのか…。
マフラーを外すと、ポロポロと
何かがこぼれてきました…。
どうやらピストンの破片のようです。
更にマフラーを振ってみたら
ピストンの破片は勿論の事
ピストンリングの破片などが
ポロポロとこぼれて来ました。
これは相当な事になっていると言う事です。
で、L側をサクサクっと分解。
R側もサクサクっと分解。
クラッチアウターのガタツキが大きいので
この際なのでクラッチアウターの
リビルドを推奨します。
ヘッドカバーを取外して
ロッカーアームやヨシムラのハイカムに
ダメージが無い事をチェックして
問題は無かったのですがEXバルブが…。
エンジンがロックしているので
カムスプロケットのノックボルトを
外せないので、カムチェーンを
切断するしかないと思いつつ
何とかクランクを回転させて
カムチェーンを切断せずに
ハイカムを救出する事が出来ました。
カムチェーンも切断を免れました。
シリンダーヘッドを取外してみると
案の定#3の燃焼室は大変な事になってました。
むぅ…これはあれだなぁ…。
エンジンブローの原因は恐らく…。
悲運の出来事起こったのだろうと
推測されます。
他のピストンの状態や燃焼室の状態は
何も問題は無いので、きっとあれだ!
そして破壊された#3のスリーブを覗くと
まぁラッキーな破壊具合だと思います。
エンジン本体のダメージは
極めて少ないと思います。
ピストンを取外して
エンジンを下す準備が整いました。
このコンロッドが飛び出なかった事が
何よりも不幸中の幸いと思って下さい。
エンジンオイルの残留物は
予想よりも少ないので
やはりピストンが一気に破壊された事を
予測させてくれたので、やはり原因は…。
オイルパンを取外すとその中には
大量のピストンやリング、スリーブなどの
破片が散らばっていますが
この中に犯人がいました。
その犯人はこのEXバルブの傘です。
これは悲運としか言い様が無い
トラブルが発生したと言う事で
このバルブが千切れ、燃焼室内で暴れた
と言う事が今回のエンジンブローの
原因だと推測されます。
で、腰下を下す準備が整いました。
どーん!
腰下が下りました。
で、サクサクと腰下を分解して
パッカーン!
腰下も割って、臓物を取り出しました。
まだピストンの破片は残ってます。
心配なのはクランクケースダメージですが
この程度なら問題無く
使えるダメージの範囲です。
クランクメタルにも異常は無いので
これも良かった。
クランクは計測をしてみますが
コンロッドが曲がってダメージを
多少なりとも吸収してくれていれば
良いと思います。
ミッション関係にもダメージはありません。
悲運なエンジンブローですが
それでもダメージは極めて少ないので
不幸中の幸いと思ってエンジン再生に向け
コストを抑えながら仕上げる方向で頑張ります。
それでもこのコロナが収束してくれないと
孫とも会う事が出来ないのが、とても残念で仕方がない。
今は息子がラインで送ってくる写真や動画を見ながら
日々成長する孫の姿を見れるだけでも
幸せなのかも知れませんねぇ…。
京都GTH号エンジン分解
エンジン復旧に関して、オーナーと打合せを済ませたので

まずはエンジンオイルを抜いてから
エンジンを分解して行く準備をします。
オイルの中にどれだけの物が出るのか…。

何かがこぼれてきました…。
どうやらピストンの破片のようです。
更にマフラーを振ってみたら

ピストンリングの破片などが
ポロポロとこぼれて来ました。
これは相当な事になっていると言う事です。


クラッチアウターのガタツキが大きいので
この際なのでクラッチアウターの
リビルドを推奨します。

ロッカーアームやヨシムラのハイカムに
ダメージが無い事をチェックして
問題は無かったのですがEXバルブが…。

カムスプロケットのノックボルトを
外せないので、カムチェーンを
切断するしかないと思いつつ

カムチェーンを切断せずに
ハイカムを救出する事が出来ました。
カムチェーンも切断を免れました。

案の定#3の燃焼室は大変な事になってました。
むぅ…これはあれだなぁ…。
エンジンブローの原因は恐らく…。

推測されます。
他のピストンの状態や燃焼室の状態は
何も問題は無いので、きっとあれだ!

まぁラッキーな破壊具合だと思います。
エンジン本体のダメージは
極めて少ないと思います。

エンジンを下す準備が整いました。
このコンロッドが飛び出なかった事が
何よりも不幸中の幸いと思って下さい。

予想よりも少ないので
やはりピストンが一気に破壊された事を
予測させてくれたので、やはり原因は…。

大量のピストンやリング、スリーブなどの
破片が散らばっていますが
この中に犯人がいました。

これは悲運としか言い様が無い
トラブルが発生したと言う事で
このバルブが千切れ、燃焼室内で暴れた

原因だと推測されます。
で、腰下を下す準備が整いました。

腰下が下りました。
で、サクサクと腰下を分解して

腰下も割って、臓物を取り出しました。
まだピストンの破片は残ってます。
心配なのはクランクケースダメージですが

使えるダメージの範囲です。
クランクメタルにも異常は無いので
これも良かった。

コンロッドが曲がってダメージを
多少なりとも吸収してくれていれば
良いと思います。

悲運なエンジンブローですが
それでもダメージは極めて少ないので
不幸中の幸いと思ってエンジン再生に向け
コストを抑えながら仕上げる方向で頑張ります。
この記事へのコメント
1. Posted by #64 2020年04月27日 19:17
破壊し慣れてると、
コンロッドはここまで曲がらないかな、笑
あの感覚は経験者しか分からないからなぁ〜笑笑
コンロッドはここまで曲がらないかな、笑
あの感覚は経験者しか分からないからなぁ〜笑笑
2. Posted by PeKe 2020年04月28日 09:29
>>1
> 破壊し慣れてると、
> コンロッドはここまで曲がらないかな、笑
> あの感覚は経験者しか分からないからなぁ〜笑笑
確かに!
間違いない!
と言うか我々が壊しなれているので
対処がその分早いだけw
> 破壊し慣れてると、
> コンロッドはここまで曲がらないかな、笑
> あの感覚は経験者しか分からないからなぁ〜笑笑
確かに!
間違いない!
と言うか我々が壊しなれているので
対処がその分早いだけw