2014年08月19日

10号機強制火入れ調整3

嵐のヨンフォアと同じ様な異音に
悩まされていると言う方から
問い合わせの電話が入ったので
異音の元となる原因を説明しやすい様に
動画に撮影してみました。

激しく伸びたプライマリーチェーンの状態が
これで分かると思います。
プライマリーダンパーも硬化しているので
カランコロンと言うような音に聞こえてくるのでしょう。


嵐のヨンフォア腰下分解

調子の良いエンジンの状態を知らないと

僕らの聞くエンジンの異音が普通の音に聞こえて、それが当たり前となり

知らない間に貴重なエンジン部品が壊れて行く事が多いのはよくあります。

恐らく今回のエンジンも、パワー感は無いにしろ走れる状態だった事。

問題はオイル漏れだけだと思っていた事でしょうか…。

嵐のヨンフォア腰下ご開帳 (1)どうやら腰下は40年間未開封

ポジティブストッパーは

カシメが緩んでいたので

シフトチェンジはスムーズではなかったはず。

嵐のヨンフォア腰下ご開帳 (2)エンジン内部を見る限り

オイル管理はしっかりとされており

状態は良い方です。



嵐のヨンフォア腰下ご開帳 (3)クランクメタルも相応の磨耗状態

このまま使っても問題ないレベルですが

どうするかはオーナーと相談します。

心配だったプライマリーチェーンガイドの磨耗は

意外と少ないので、これは使えそうですが

嵐のヨンフォア腰下ご開帳 (4)残念なのはスターティングクラッチアウター

このコブがNG、もうちょっと使ってると

ここから中のスプリングが飛び出ます…

しかもダンパーゴムが硬化しており

異常に痩せてしまい、全体のガタツキが大きくなって

嵐のヨンフォア腰下ご開帳 (5)スターティングクラッチアウターと干渉

この辺りの全体の音が

あの異音だったのだろうと思います。

この部品…エンジン1基に1個の貴重な部品で

アゲインにもありませんし、CPにある分も残り僅かです。



1stギヤーのブッシュも激しく磨耗していたので

ローギヤーも入りにくかったはずです。

分解するにはしましたが、色々と問題が分かってきたので

この先はオーナーと相談しながら作業を進める事になります。


10号機火入れ

特注520コンバートドリブンスプロケットがまだ入荷してないので

検査も受けれない状態なのですが、部品さえ送って頂ければ

火入れ調整まで終わらせる事が出来る状態のまま

無駄に日にちが過ぎてしまうし

10号機強制火入れ調整 (1)CPのPITも若干オーバーフロー気味で

今月中の入庫予約も

まだ2台あるので

少しでも早く仕事を進めたくて

10号機強制火入れ調整 (2)強制的に火入れ調整を進める事にしました。

火が入れれなかった理由は

マフラーが無いだけの事なので

仮のマフラーを取付けて

10号機強制火入れ調整 (3)火を入れて、キャブや点火時期など

諸々の調整とエンジンのチェックを

済ませれば、部品が入荷して書類が揃えば

即検査を受けれる様にする事にしました。

10号機強制火入れ調整 (4)セルを3回ほど回してエンジン始動

点火時期と同調を合わせて

エンジンの異音やオイル漏れのチェック



10号機強制火入れ調整 (5)そう言えばメーターのリビルドも

まだ仕上がって無かったわぁ…

とりあえずそれ以外は問題なく

エンジンもキャブも絶好調

10号機強制火入れ調整 (6)発電量も問題無いので

早くナンバーを取得して

試運転を済ませれば

納車となる段取りですが

10号機強制火入れ調整 (7)とりあえずまた、元の低位置に戻して

部品の到着を待つ事に…

特注部品とリビルドメーターが出来上がれば

後はエキパイと書類待ちとなります。

peke_cb400f at 18:00│Comments(2)TrackBack(0) エンジン | 修理

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この記事へのコメント

1. Posted by be-   2014年08月19日 22:26
なんでカブトムシの幼虫が出てくるんだ???
なんて思って動画を見てたら……
Pekeさんの指やったわ……ワハハ〜!

動画だととっても分かりやすいねw。
さすがDr.Peke…西の横綱!
2. Posted by PeKe   2014年08月21日 14:41
5 > なんでカブトムシの幼虫が出てくるんだ???
> なんて思って動画を見てたら……
> Pekeさんの指やったわ……ワハハ〜!
>
> 動画だととっても分かりやすいねw。
> さすがDr.Peke…西の横綱!

カブトムシの幼虫に見えんことも無いのは
否定しません…
by:関取マフィア

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