2014年03月20日
オイル漏れの原因判明
昨日からですが
暫く断酒する事にしました。
別に身体の具合が悪いとかじゃなくて
何となく1週間だけ断酒しようと決めただけです。
その先はスイッチを切り換えて
前を向いて、我が人生を突き進みます。
エンジンフルO/Hから2年
先週浜松からお預かりした398
2011年11月頃に僕がエンジンをフルO/Hした車両ですが
圧縮の吹き抜けによるオイル漏れと思われる症状で再入庫となりました。
生憎の雨で作業スペースが…
まぁでも集中してやれば
サクサクッと終わるはずの作業内容
だったはずなんですが…
腰上を分解する前に
別でご依頼されたセルモーターの交換と
ACGの交換なんですが
サブハーネスが全て直結されてた…
アゲインのACGローターキット
カバーの塗装を剥がして
ウエット仕上げのご依頼なので
塗装の剥離準備だけです。
オイルプレッシャーのサブハーネスも
直結されていたので
この辺りの部品は全て交換となります。
これぐらいの事は直ぐに対応出来ますから!
サクサクッと!
楽勝だぜぃ!!
セルモーターもリビルド品と交換
後はACGローターをセットすれば
追加の作業は完了で
残すは腰上だけだぜ!とこの時点では…
ヘッドカバーを取り外す前に
念の為トルクチェック
ここトルクが掛からずネジ上がり…
2年ぶり?のご開帳です。
カムチェーンもしっかり調整されていて
伸びもなくいい感じです。
こんなネジ山上がりも
ヘッドを外したついでに
簡単に修正出来ますから!
ん…あ!
EXバルブの頭が陥没してる…
フルO/Hをする当時から
ちょっと訳ありなエンジンだったのですが…
念の為、過去の資料を調べたけど、CPで特にバルブを交換した履歴はない
恐らくこれは当時出回っていた社外品のバルブだと思います。
画像を見ても分かるように
バルブの頭が陥没して十分に開ききらず
燃焼ガスが内部に残り内圧が上がり
残ったガスと混合気が余分に圧縮され
行き場所がなくなった圧縮ガスが吹き抜ける現象だと思われます。
オイルラインのガスケットは
左右とも健全な状態だったので
オイル漏れの説明も付きます。
ピストンリングを見ても
トップリングで圧縮も止まっており
セカンドまで圧縮が漏れてない状態
ピストンにカーボンの付着も少なく極めて良好
それに引き換え燃焼室には非対称に
カーボンがびっしりと…
心配なのはヘッドやシリンダーに
歪みが出ていないか…


#1.2間と#3.4間も完全に吹き抜けてます…
簡単に考えていたので
ちょっと梃子摺る事になりガックリ…
バルブ交換と摺り合せに出さないと
いけなくなりました…
歪み測定もやってみます。
暫く断酒する事にしました。
別に身体の具合が悪いとかじゃなくて
何となく1週間だけ断酒しようと決めただけです。
その先はスイッチを切り換えて
前を向いて、我が人生を突き進みます。
エンジンフルO/Hから2年
先週浜松からお預かりした398
2011年11月頃に僕がエンジンをフルO/Hした車両ですが
圧縮の吹き抜けによるオイル漏れと思われる症状で再入庫となりました。

まぁでも集中してやれば
サクサクッと終わるはずの作業内容
だったはずなんですが…

別でご依頼されたセルモーターの交換と
ACGの交換なんですが
サブハーネスが全て直結されてた…

カバーの塗装を剥がして
ウエット仕上げのご依頼なので
塗装の剥離準備だけです。

直結されていたので
この辺りの部品は全て交換となります。
これぐらいの事は直ぐに対応出来ますから!

楽勝だぜぃ!!

後はACGローターをセットすれば
追加の作業は完了で
残すは腰上だけだぜ!とこの時点では…

念の為トルクチェック
ここトルクが掛からずネジ上がり…

カムチェーンもしっかり調整されていて
伸びもなくいい感じです。

ヘッドを外したついでに
簡単に修正出来ますから!

EXバルブの頭が陥没してる…
フルO/Hをする当時から
ちょっと訳ありなエンジンだったのですが…
念の為、過去の資料を調べたけど、CPで特にバルブを交換した履歴はない
恐らくこれは当時出回っていた社外品のバルブだと思います。

バルブの頭が陥没して十分に開ききらず
燃焼ガスが内部に残り内圧が上がり
残ったガスと混合気が余分に圧縮され
行き場所がなくなった圧縮ガスが吹き抜ける現象だと思われます。

左右とも健全な状態だったので
オイル漏れの説明も付きます。

トップリングで圧縮も止まっており
セカンドまで圧縮が漏れてない状態
ピストンにカーボンの付着も少なく極めて良好

カーボンがびっしりと…
心配なのはヘッドやシリンダーに
歪みが出ていないか…


#1.2間と#3.4間も完全に吹き抜けてます…

ちょっと梃子摺る事になりガックリ…
バルブ交換と摺り合せに出さないと
いけなくなりました…
歪み測定もやってみます。
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この記事へのコメント
1. Posted by ヒロ 2014年03月20日 23:54
サブハーネス、テーピングの謎が解けたネ
ジャストタイミングなので質問〜
ステータ線の導通向上(ギボシ部の接触不良対策)や硬化予防に、今回のように一体化する案が上がってたんやけど、
そのへんはどんなモノやったの?

ジャストタイミングなので質問〜

ステータ線の導通向上(ギボシ部の接触不良対策)や硬化予防に、今回のように一体化する案が上がってたんやけど、
そのへんはどんなモノやったの?
2. Posted by PeKe 2014年03月21日 14:45


>
> ジャストタイミングなので質問〜

>
> ステータ線の導通向上(ギボシ部の接触不良対策)や硬化予防に、今回のように一体化する案が上がってたんやけど、
> そのへんはどんなモノやったの?
経済成長期の真っ只中の当時
作れば作るほど赤字ゆえに短命だったCB400Four
まさか40年経ってもこのバイクに乗り続ける変体が居るなんて
当時、誰が想像した事か…
故 本多宗一郎氏は「例え1台でも乗り続けられるバイクがあるなら部品を供給し続ける」
と言っていたのに…今は絶版部品が殆ど…
当時はそんな考えの中で
メンテナンス性を考えればACGコイルから1本の配線では
部品の交換コストが掛かる訳で
通電抵抗よりも、40年後エンジンの発熱や経年劣化で
硬化する配線の事は考えもしなかったかも知れませんね。
悪くなれば交換する、交換出来ていた時代があったと言う事でしょうね。